【閲覧注意】神の名の下に殺害、近親相姦の館【世界残酷殺人事件】
「信者以外は全員悪魔」
カルト宗教にはまり近親相姦を繰り返した家族の末路を紹介しよう。
ハラルド&フランク・アレクサンダー事件
1970年12月22日
スペイン領の島の、あるアパートの一室で遺体が発見された。
遺体は三体で全て女性だった。遺体の心臓と性器、乳房は全てくり抜かれ壁に釘で打ち付けられていた。ベテラン鑑識員はあまりの陰惨さに吐いた。 この事件の犯人は父親のハラルド(画像右)と息子のフランク(画像左)16歳。
被害者はダグラル(母)39歳、マリア(姉)18歳、ぺトラ(妹)15歳。 聖なる儀式のために女たちは生贄にされたのだ。
おかしな家族
ハラルドは新興宗教「ローバソサエティ」の信者だった。この宗教、信者の最大数は100人と言われる、全く流行っていないスピリチュアル系宗教だった。信者以外は全員悪という教えがあり、大変危険と世間から認知されていた。
この宗教の教祖様が亡くなり、教祖様の大事にしていた移動式オルガンをハラルドが受け継いだ。ハラルドは歓喜した。ハラルドにとってそれは免許皆伝的なものであったのだろう。
「教祖様の意思を俺が受け継ぐぞ!」ハラルドの目は希望に満ちていた。それを見ていたダグラルは「なんて素敵な男性なの!私が彼を支えていきたい!」と結婚した。
ハラルドとダグラルの間に息子が生まれた。ここから狂気の歯車が動き出す。
息子はフランクと名づけられた。ハラルドは「この子こそが神の預言者だ!!おおお!あなたの意思に全て従います」と生まれたばかりの赤ん坊に忠誠を誓った。ダグラルも勿論従う。
こうしてフランクは我儘三昧の暴君として育てられた。
フランクには二つ年上の姉マリアと一つ下の双子の妹たちぺトラとサビーネと女姉妹に挟まれて育った。姉妹もフランクを兄弟としてではなく、神の預言者として仕えた。
フランクが思春期になると「信者以外の女に触れると身体が穢れる」という理由から「母親と性交する」とハラルドに告げた。ハラルドは「全くそのとおりだ!」と受け入れ息子と妻の性交を見守る。
フランクは母だけでは飽き足らず姉のマリアも含めて、いつでもどこでもやりまくった。
姉マリアは「私は神の預言者とファックしたわー!!」と学校で自慢しまくった。クラスメイトからは奇異な目で見られ、先生にも知れ児童相談所にも通報された。ここで、隔離していれば陰惨な事件は起きなかったであろう。度々やってくる警察官の訪問にうんざりし、一家は引越しを決意する。
スペインのある島で彼らは他人と接触を絶ち暮らしていた。しかし、父親の引く音程外しまくりのオルガンの音にあわせて賛美歌を歌う家族は近所の人間から気味悪がられていた。
家族の収入源は妹が女中をして稼いでいた。この頃になると、妹たちともフランクはやりまくっていた。父親はその光景を見て歓喜していた。
聖なる儀式
1970年12月22日
そのとき、フランクは部屋にいた。母親が部屋に入ってきた。母親は淫らな目でフランクを見たという。フランクは「そのような目で俺を見ることは許されない!許されないんだー!!」と言い木製のハンガーで頭を何度も殴りつけた。母親は失神する。
父親は相変わらずでたらめなオルガンを弾いていた。
フランクはリビングに行き、姉マリア、妹ぺトラを何度も殴打した。
「ギイヤアアアアアアアアアアアアアアアアアア」
このとき、アパートの隣人は「地獄のような叫び声がする」と通報している。
ハラルドは息子の殺人を横目で見ながら、オルガンをかき鳴らした。
「ついに時が来たのだ!フランクよ!神の声を聞いたんだな!!あぁ、神様!」
ハラルドは金槌を持ってきて女たちの頭を打ち続けた。
フランクとハラルドは殺人作業が終わると、不浄なものを解体する作業にうつった。心臓と性器、乳房を取り除く作業だ。ハラルドはフランクが作業中ずっとオルガンを弾き、フランクが休憩するとハラルドはオルガンを弾く手を止め、作業に入った。
三人の遺体から不浄な心臓と性器と乳房を抜きとり、釘で壁に打ちつけた。釘が足りなくなると木製の串を持ってきて心臓をそれに刺した。
「自分たちのもっとも愛する者を殺して、初めて自由が手に入る!!」
聖なる儀式は終わったのだ。
妹サビーネは仕事中だったため、フランクとハラルドは職場まで報告しに行く。
「サビーネ、聞いてくれ。フランクがお前の母と姉たちを殺害することを決めたのだよ」
「まぁ、それはとても必要なことだったのですね。」と、ハラルドの手を取り自分の頬に当てた。これを聞いていたサビーネの職場の人たちびっくり仰天。
「…どういうことなのですか?」
「ああ、聞いていましたか。私たちは妻と娘を殺害したことを娘に報告しにやってきたのです」
よく見ると彼らの服は茶色い染みだらけだった。最初は泥がついてると思ったのだが「…これは血なのか…!」と職場の人は確信した。急いで警察に通報する。
フランクとハラルドは逮捕される。
裁判
裁判では二人とも「聖なる儀式のため、仕方がなかった」と証言した。ハラルドは「うちの女たちはいつかこの日が来るとわかっていました。彼らの不浄なものを切り取ったため彼らは天国に行くことができました」と、のたまった。
彼らに精神鑑定がされ、裁判を受ける状態ではない、ということが判明したため収容施設に送られることになった。
彼らは収容施設で「我らは迫害を受ける殉教者だ」と思い込んでしまった。
一人、難を逃れたサビーネは「自分もハラルドやフランクのいる収容施設に入りたい」と望んだが、それは認められず修道院に送りこまれた。彼女は他人を「悪魔」「不純」と思い、誰とも喋ろうとしなかった。
サビーネは修道院を出ることを許可されたが、彼女に頼れる者は誰もおらず、未だ修道院に留まっているという。
妄信恐るべし。ある意味で最強である。
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